面会交流支援とは何ですか?
子どもと別居親が面会交流を行うとき、中立的な第三者が日程を調整したり、立ち会ったりすることです。支援者は、意思決定や審査を行いません。個人的な見解を表明することもありません。行動,活動,会話を、事実のみに基づいて観察,記録します。
私たちが行わないこと
- 心理的評価
- 保護者としての適性評価
- 心理的治療
- 行動療法
- パーソナルセラピー
- 法律相談
- 養育費の相談
- 調停員の役割
- ベビーシッター
- 訓戒的な指導
中立的と言っても、機械的に対応する訳ではありません。ご両親のお気持ちやニーズと誠実に向き合い、しばらくの期間をともに歩むサポーターとして信頼していただけるよう努めてまいります。気になることや分からないことがございましたら、どういった内容でもお答えします。初回のインテーク面談で、遠慮なくご質問ください。
子どもが暴力や虐待にさらされるのではないかと心配です。
そうした懸念があれば、私たちにお伝えください。暴力や虐待の形跡を素早く感知できるよう、情報をインプットした上で支援に臨みます。子どもに身体的・精神的な危険が及ぶと判断したときは、スタッフがちゅうちょなく面会交流に介入し、場合によっては中断します。中断の理由は、事実に基づいて報告書に記録します。
支援を受けるメリットは何ですか?
〇 子ども
両親の別居後、子どもが新しい環境に適応するには、これからも両方の親と関係を維持してよいのだと安心できることが重要です。私たちが関わることで、親の葛藤やその他の問題に巻き込まれることなく、安全かつ快適に面会交流を楽しむことができます。
〇 同居親
私たちが日程調整を行いますので、相手方と直接連絡をとる必要はありません。子どもの安全が脅かされないかご心配の場合、付き添い支援を利用されれば、私たちが面会交流の様子を終始見守るので安心です。リラックスして子どもを送り出し、その間はご自身にとって貴重な時間を過ごしていただけます。
〇 別居親
何より、子どもと心を通わせる機会を持ち続けられます。また、私たちが面会交流中の出来事を確認しますので、新たに予期せぬ火種が生じるのではないかといった不安を抱くことなく、目の前の子どもとの時間に集中することができます。
支援利用にあたり、注意すべきことは何ですか?
面会交流は、子どもにとって必要なものです。親は、多少の犠牲を求められるかも知れません。どんな家庭でも、子育ては必ずしも思い通りに運ぶものではありません。些細な不都合によって、子どもの権利が損なわれないようにする必要があります。たとえば別居親が、同居親やスタッフの都合に合わせてスケジュール調整をしたくないといった態度をとると、サービス中止につながる場合があります。あるいは同居親が、極端に柔軟性を欠いた要望を重ねると、子どもを別居親から遠ざけるための努力とみなされるかも知れません。お子さんのためという目的に立てば、こうした不都合を乗り越えていけるはずです。
スケジュールはどのように決めればよいですか?
合意文書や和解調書,判決書等に従い、ご両親の予定と私たちの予定を勘案して調整します。一度スケジュールが決まったら、やむを得ない事情がない限り、尊重していただきます。頻繁にキャンセルが起きると、お子さんとの関係だけでなく、お子さんの自己肯定感に悪影響が及んでしまいます。
良好な面会交流のために何をすればいいですか?
同居親は、子どもが楽しく面会交流できるよう、前向きな姿勢を示していただくのがよいと思います。たとえば、子どもが好きな遊びや道具などを伝えていただければ、大変貴重な情報となります。終了後は、子どもが自ら言ってこない限り、何があったか聞き出そうとしないことが大切です。
別居親は、あらかじめ決められた時間や場所の制限内で、楽しく過ごせるよう準備することが求められます。子どもは愛情と受容を求めているので、面会交流中はそれ以外のことを考えすぎる必要はありません。
こうしたことは、インテーク面談のときに詳しくご説明するとともに、質問があればお受けいたします。利用される全ての方が満足度の高い面会交流を実施できるよう、サポートしてまいります。
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