DV |
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DV(ディーヴイ)は、ドメスティック・バイオレンス(domestic violence)の略で、夫や妻、愛人などのパートナー間での暴力的言動を主として、親から子、子から親、親戚、同居人など家庭を共にする人々のあいだでの暴力一般をいいます。「家庭内暴力」と直訳できますが、1980年代に「子が親に家庭内でふるう肉体的暴力」という意味でその言葉が広まってしまったので、区別するために単に「DV(ディーヴイ)」、もしくは「ドメスティック・バイオレンス」を言われるようになりました。 ふつう被害者をバタード、加害者をバタラーといいますが、当事者たちにいわせると、必ずしもどちらがどちらと決められるものでもなく、被害と加害は紙一重のところで裏表の関係にあり、その根底には共依存などの人間関係嗜癖があることが多いです。 DVという考え方が広まった直後は、女性の被害者(バタード・ウーマン)が勇気をふるってたくさん名乗りをあげましたが、十年近く経って男性の被害者(バタード・マン)もぼちぼち名乗りをあげるようになり、用語としては、だいぶ日本に浸透してきたようですが、その範囲や意味はまだよく知られていないようです。 DVの種類としては、 身体的暴力 心理的暴力 性的暴力 経済的暴力 社会的暴力 などがあります。 私たちJUSTでは、DVを受けた女性被害者のためには「バタード・ウーマン」が、また、男性の加害者・被害者のためには「ハズバンズ・グループ」が、それぞれ自助グループとして運営されています。 |