薬物依存 |
---|
薬物依存(やくぶついぞん / drug addiction)とは、物質嗜癖の一種で、薬物へ依存する病気です。 一般的には、マリファナや覚醒剤、MDMAなどの非合法な薬物、ひらたく言えば「悪い薬物」への依存というイメージがあるようですが、薬物依存といったときには、依存の対象は医師から処方される薬、処方薬をはじめとして、合法的な薬物も範囲にふくみます。 また、アルコールも薬物の一種ですから、アルコール依存も薬物依存に数えられます。 依存形態、すなわち依存のしかたは、身体的依存と精神的依存の両方におよびます。 文明の進化、近代医学の発展により、薬物はそれまでの歴史にはないくらい多くの種類が大量に生産されるようになりました。それと並行して薬物依存という現象が人間をむしばむようになりました。そのため薬物依存は、戦争、交通災害などと並んで近代が生み出した難問の一つといわれています。 |